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NY到着の記事

2012年1月19日木曜日

教授法のワークショップ

昨日コロンビア大学の教授法のワークショップ、「授業で効果的な議論を行うための方法」に出席。講師は、ティーチング・センターの所長で、アメリカ家族史の権威、幅広い活躍をされているSteven Mintz先生。出席者は、おそらくTAなどの若い人たち。Mintz先生の態度、話し方がまさに話の内容の実践そのもので、とても好印象をもちました。話の内容を要約すると以下のように。

・クラスに早く行って、学生たちと雑談してリラックスさせる。

・質問には、質問の形で応える。他の学生に向けて。

・話は簡潔に!準備をし過ぎるのもよくない。それを全部話そうとしていまうから。(これはよくあること。準備に時間がかかった割に、授業がうまくいかにのはこのせいかもしれない)。詳しい説明などは、onlineで流す。discussion timeはdiscussionに徹する。

・授業のゴールを3、4つ設定する。ここから考える。backward plan 何を学んだか、何が混乱したか、最後に聞く。

・授業の最初10分間で学生の心をつかむ。Engage students from the start! このクラスが好きかどうか、最初の印象が最後までつきまとう。

・Strategy to learn students' name.をもつ ペアで自己紹介。カードに出身地、好きな映画、クラブ活動など書かせる。

・Class policyについて話す。学生たちが受け入れなくては逆効果になるので、話し合いをするのもよい。お互いをrespectさせる。

・学生たちの特別な事情を良く聞いておく。(車椅子使用や、クラブ活動で授業にでられないとか)

・学生の期待や関心の度合いを知る為に、質問(アンケートなど)をする。最初、途中、最後にどのように態度が変わったか理解できる。

・study tipsを共有する。自分がやっているノートテーキングの方法など、trade secretsを共有する。

・何を書いたか名前を呼んで聞いてみる(書いたものを言うので、embarassingではない)

・ペアで話し合ってもらう。これは結構人気。

・多様なフォーマットを使う。
 Brainstorming
Visual, statisticsを提示
 Problemを出させて、それをsurvey
debate:賛成、反対
 Role playing

・必ず一回発言させる。記録をとるのかという質問に、少人数だからだいたい覚えてるものだと答えた。

・Use eye contact. Body languageはすごい!

・Silenceを使う。質問したら、1,2,3,と心で数える

・Pauseはとっても大切。

・Learn how to ask smart questions.
studentsをstupidと感じさせない質問
 自分が何を考えているのかguessさせる質問は避ける
 smart questionsとは
 Open ended...彼らの意見を引き出せるような質問。
 うまくいかないときには、なぜ、応えがないのか聞いてみる。

・自分にfocusさせないdiscussionの方法とは>
 small groupsに分割する。
 自分の役割はfacilitator: dinner partyのhostのように振る舞う。これはなるほどと思う。でも日本では、hostとしてうまく振る舞う訓練がされていないのでは?
 会話をcloseしない。その為には、学生が言ったことをリピートするのもよし。それをより大きなsubjectにもって行く
「この人は、こういいました、この人はこういいました、二人の意見は対立するのでしょうか?」

自分がどんろように考えているかspeak outさせる。最後にpaperに書かせる。何を学んだか?何がconfusingだったか?このようにして、短期記憶を長期記憶に変換させる。metacognition。